「文化的な体験」が音の感じ方を左右する?身近な音から考える生活習慣
目覚まし時計のアラーム音、お湯を沸かす音、鳥のさえずりなど、私たちは気付かないうちにさまざまな音や音楽に囲まれて暮らしています。
音響工学、音響心理学を研究されている、九州大学名誉教授・日本大学芸術学研究科非常勤講師の岩宮眞一郎先生は「意識的に聞いている音、聞いていても意識していない音を含めると日常生活に何種類の音があるのか、とても数えきれない」と話します。
岩宮先生によると、不快に感じる音と心地よく感じる音の違いには、音の大きさや性質だけではなく、音に紐づく「文化的な体