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成功体験がやがて「良い習慣」をつくりだす?ヨシダナギさん×JICA職員 編集後記

ライオンは「より良い習慣づくりで、人々の毎日に貢献する(ReDesign)」をパーパス(存在意義)としており、毎日の歯みがきや手洗いなどの生活がもっと楽しく・前向きな習慣になるよう取り組んでいます。

今回LION Scopeでは「世界の衛生習慣」をテーマに、フォトグラファーのヨシダナギさんとJICA職員である定本ゆとりさんをお招きし、お話をうかがいました。

この編集後記では、お二人にご出演いただくことになった背景、コーポレートサイトの特集記事には載せきれなかったお話をお聞きし、編集部が感じたことをご紹介します。

コーポレートサイトの特集記事はこちら


誰もが健康でいられる生活習慣づくりを目指して

ライオンではサステナビリティの最重要課題として「健康な生活習慣づくり」を掲げており、その一環として「手洗い習慣の普及啓発活動」を行なっています。

私たちにとっては、当たり前ともいえる「手洗い」の習慣。しかし世界に目を向けると、手洗いが習慣化していない国や地域も多くあるのです。ライオンでは、健康で楽しく暮らすための手洗い習慣を浸透・定着させるべく、日本のみならずアジア各国・地域などのエリアでも活動の幅を広げています。

台湾ライオン 幼稚園での「手洗い習慣」啓発活動

新規参入したバングラデシュでは、JICAジャイカ(独立行政法人国際協力機構)を通して、子どもたちへの衛生教育支援として教材を提供し、清潔・衛生の習慣づくりに貢献するなど、「大切な人を守る清潔・衛生行動」を習慣化する活動をしています。
今回、「世界の衛生習慣」をテーマにお話しいただいたのが、フォトグラファーのヨシダナギさんとJICA職員の定本ゆとりさんです。

ヨシダナギさんは少数民族の撮影で世界中を訪れ、現地の人々との交流を通した直接的な視点を、定本ゆとりさんはJICAの職員として途上国全体の開発支援を行なうなど客観的な視点を持たれています。

それぞれが異なる立場にいながらも、開発途上国や地域の人たちと向き合って活動されていることは共通点ともいえます。
そんなお二人の実体験からくるお話を聞くことで、読者のみなさん、そして私たち自身もあらためて習慣に関する学びや新たな視野を持てるのではないかと思い、お声がけをさせていただきました。

知識だけじゃない、「成功体験」が次の新しい行動へつながる

開発途上国を中心に20年以上にわたりJICA職員として支援を行なってきた定本さん。活動をするなかで大切なのは「現地の人の自発的な想い」だと言います。 

定本:私たちも、これを食べたら体に悪いとか、タバコを吸ったらガンになりやすい、などの知識を持っていても、実際はやめられなかったりしますよね。同じように、現地の人々も病気になりたくないとか太りたくないとか、自分のすごく強い意志がないと、やめようとか控えようという行動につながらない。

私たちが知識を伝えるだけではなく、その人自身がそういう気持ちになってもらうように取り組んでいかないといけないのですが、やはり相手の気持ちを動かすことなので難しいなと感じています。

JICA職員・定本ゆとりさん

ただ伝えるだけでは変わらない。相手自身の気持ちをつくり出し、その行動が一過性のものではなく、国や地域に長く根づくためにはどうしたらよいのでしょうか?
 
定本:「自分で考え、実行してみたら成功した」という成功体験がとても大切だと考えています。最初は成功も失敗もすることにはなりますが、だんだん成功が増えていくようになります。
そうすると、自己肯定感がすごく育つのでさらにやる気になるんです。その結果、周りの人にもやり方を広めたり、さらに輪を広げていったりという新たな行動につながっていく。本人も気づいていない深層にある姿勢や、気持ちに気づいてもらえるような支援をすることも大切だと、まさに実感しているところです。

環境改善や物質的な支援だけではなく、現地の人たちが自発的に行動を起こせるように、きっかけをつくっていく。そのためには、まず相手から信用してもらうことがなによりも大切です。
現地の人々と積極的に交流を重ね、生の声を聴いているヨシダさんは、信頼関係の構築についてどのような考えを大事にしているのでしょうか。

フォトグラファー・ヨシダナギさん

ヨシダ:日本人だからとか、どこの国の人だからという、違いが気づきになることももちろんあると思います。ただ、彼らのアイデンティティーはとても大事なものです。ですので、お互いにいろんな国や地域の良いところを吸収しつつ、あくまでもそれぞれのナショナリティーや民族としての誇りは持ちながら、友達や親戚のようなつき合い方ができたらよいなといつも思っています。否定するものではないですし、お互いに尊重し合いながらつき合いたいですよね。

編集後記

日常生活において、世界の実情を考えることは多くないと思いますが、今回お二人の対談を通して、よりリアルな世界の衛生環境や衛生習慣を知ることができました。

なかでも印象的だったのは、改善しなくてはいけない部分もあるが、ネガティブな要素だけではなく、ポジティブな面も非常に多くあるということです。
「きっとこうだろう」「こうあるべき」と考えを押しつけるのではない。

その国や地域の人たちの考えを尊重し、一緒に取り組むことで、「こうありたい、こうなりたい。」という個人の原動力を引き出していくことが重要だと感じました。
そしてその原動力が人々の毎日の習慣をつくり出し、一瞬ではない、持続可能な社会をつくっていくのではないかと考えます。

私たちの毎日の習慣も同じかもしれません。

「やりたくないけれど仕方なく」ではなく、「こうなりたい・やりたい」というポジティブな気持ちを生み出すことが、結果的に心身ともに健康で豊かな毎日をつくるのではないでしょうか。
あらためて私たち自身も立ち止まり、日々の意識や習慣について振り返ることができた取材でした。

ヨシダナギさん、定本ゆとりさん、お話を聞かせていただきありがとうございました!

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