手洗い×ランニング!?タイライオンが実施した参加型イベントに詰め込まれた工夫とは?その背景に迫る!
10月15日は「世界手洗いの日」。
国際衛生年であった 2008 年に、ユニセフをはじめとした国際機関や大学、企業が適切な手洗いを促すことを目的に定めた日です。
ライオンはこの考えに賛同し、子どもたちが描いた絵をキレイキレイの
ボトルに貼ってできる、世界に一つの「お絵描きマイボトルデザイン」を
キレイキレイ展開国計8カ国(日本含む)で世界同時開催しています。
拠点の1つであるタイライオンでは、「お絵描きマイボトルデザイン」の
コンテストに加え、参加型ランニングイベント「Global Hand Washing Day Run(グローバル・ハンド・ウォッシング・デイ・ラン)」を実施しました。
独自の工夫に満ちたランニングイベントについて、たっぷりとご紹介します。
手洗いもランニングも健康につながる
『 Handwashing Saves Lives(手洗いは命を救う)』
2023年10月15日、タイライオンは上記のキャッチフレーズを掲げ、バンコク首都圏庁やタイ保健省衛生局など政府機関の協力を得て、バンコクのラマ9世公園にて、参加型イベント「Global Hand Washing Day Run(グローバル・ハンド・ウォッシング・デイ・ラン)」を開催。690名が参加しました。
参加者は3㎞、5.5㎞、10㎞と走る距離を選べるため、大人だけでなく子どもも多数参加。家族で参加する人たちも、数多く見られました。親子で一緒に走ったり、愛らしい着ぐるみ姿で走る子どもがいたり、子どもたちの賑やかな声が響き渡る和気あいあいとしたあたたかい雰囲気のイベントとなりました。
そもそもイベント開催のきっかけは、何だったのでしょうか。
「コロナ禍を経て、タイでは健康志向の人が増えています。コロナ禍以前は、手洗いの指導を中心とした啓発活動を主に行っていました。今回のように皆さんにランニングイベントに参加してもらうことで、運動というきっかけから健康についてしっかりと考える機会にもなり、単なるランニングイベントではなく様々な衛生に関するアクティビティを提供することで手洗いの知識を一層深めてもらうことができるのではないかと考え、イベントの開催につながったのです」(プロジェクト担当者)
楽しみながら衛生を学ぶ!参加者からの声
イベントステージでは、「お描きマイボトルデザインコンテスト」の入賞者の表彰式が行われました。
「『お絵描きマイボトルデザインコンテスト』は700~800通の応募がありました。タイライオンでは、30年前から歯磨きの習慣づけの指導のために『KODOMOスクールロードショー』として全国の小学校を巡回し、年間130校、約10万人の生徒に啓発しています。そこで『お絵描きマイボトルデザインコンテスト』の応募用紙を配布していたため、そこからの応募が多くあったのです」(プロジェクト担当者)
入賞作品は、どれもイマジネーションやクリエイティビティを感じさせるものばかり。入賞者の笑顔あふれる表彰式となりました。SNSでは、子どもが「お絵描きマイボトルコンテスト」に参加し、「手洗いの重要性が楽しく学べた」「入賞して子どもに自信がついた」といった保護者の声も多かったとか。
また、ランイベントが開催された公園内では、手洗いの知識普及のためのエキシビジョンコーナーや『お絵描きマイボトルデザインコンテスト』の入賞作品の展示に、手洗いスタンドコーナーを設置。『キレイキレイ』や衛生をテーマにしたダンスゲームや輪投げゲーム、さいころゲームなど、さまざまなアクティビティが用意されていました。
「展示は、なぜ手洗いをしなければいけないのか、手が不潔だと病気の原因になりかねない、といった、参加者に手洗いの知識をより深めてもらえるものにしました。また入賞した子どもたちをたたえ、マイボトルデザインの入賞者の絵も展示。キレイキレイを使ったことのない人に、キレイキレイを
試してもらうために、手洗いスタンドコーナーを設置しました。
このイベントは子どもの参加者が多いので、子どもが楽しく衛生について学べるゲームを多数用意しましたが、どのブースも長い列ができるほど好評
でしたね」(プロジェクト担当者)
そして、今回のランニングイベントに参加した人たちからは、こんな声が届きました。
「タイで行われるランニングイベントは、大人がメインなので、家族で参加できて楽しかった」
「アクティビティも多く、ピクニック感覚で参加できてよかった」
「『キレイキレイ』のイメージが『家族』として印象に残った」
「10月15日が『世界手洗いの日』ということを初めて知った」
「本当に楽しかったので、毎年開催してほしいし、毎年参加したい」
「親やきょうだいと一緒に走るなど、競わないイベントが新鮮だった」
ランニングイベントを通じ、参加者に手洗いと衛生について考える機会を創出しただけでなく、「キレイキレイ」というブランドのイメージや製品ついて認知・使用していただく機会の創出にもつながったのです。
参加費用が寄付につながるハッピーな仕組み
「ランニングイベントの参加者には参加費用をご負担いただきました。その一部が寄付に充てられる仕組みです。バンコク首都圏庁とタイ保健省衛生局にそれぞれ10万バーツの現金を。加えて、手洗いの知識が十分ではなく、校内に手洗い石けんも設置されていないバンコク管轄の小学校・幼稚園10校に、10万バーツ相当の『キレイキレイ泡ハンドソープ』などの商品を贈りました。」(プロジェクト担当者)
ランニングイベントに参加することで、自身の健康とアクティビティを通した衛生意識の向上に加え、寄付を通して地域の衛生にもつながる。寄付とイベントを連動することで、参加者も地域もハッピーになる工夫がたくさん施されていました。
「参加者の方々は、ランニングイベントを楽しめたのはもちろん、何よりも寄付をするという仕組みに喜びを感じている方が多くいらっしゃいました。また、このイベントの参加費用は、一般のランニングイベントより参加しやすい価格に設定されているので、それもハッピーの一因だと推測しています。また本イベントは、PRの視点からも一定の効果を得ることができました。タイライオン1社が行うのではなく、バンコク首都圏庁やタイ保健省衛生局など行政とともに取り組んだことで、信頼性を担保。
テレビのニュースや新聞、インフルエンサーなどによって情報が拡散されたことで、多くの人たちに『キレイキレイ』を知っていただく機会となったのです」(プロジェクト担当者)
「社会に善を築き、タイの人々によい健康をもたらす」
タイライオンのコミットメントは、
「社会に善を築き、タイの人々によい健康をもたらす」こと。
「タイライオンはコロナ禍以降、今回のランニングイベントのほかにも
バンコクのタイライオン本社の前や隣接するお寺、シーラチャー工場の
売店前などに『キレイキレイ手洗いステーション』を設置する取り組み
など、地域の衛生に貢献できるよう活動しています。手洗いステーションの設置とともに、手洗いが上手にできない小学校1、2年生や感染症に一層の
注意が必要な50代以上の中高年に向けて、手洗いの授業も実施しています」
(プロジェクト担当者)
こうしたタイライオンの地道な活動が、タイの人たちの衛生意識を高め、今回のランニングイベントの成功にもつながったのかもしれません。
今後は、どのような活動を考えているのでしょうか。
「今回のランニングイベントの参加者からも、毎年このイベントを実施してほしいという声がたくさん届いていますので、来年以降もレギュラーイベントとして定着させたいですね。同時にコミュニティの衛生意識をさらに高めていきたい。それがタイライオンのコミットメントにつながると信じています」(プロジェクト担当者)
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