オーラルヘルスケアの習慣を楽しく学ぼう!全国のこども食堂1,669団体、10万人以上の子どもたちに届けた体験を振り返ってみる
今年もいよいよ年末が近づいてきました。
年末年始はイベントも多く、家族やパートナー、親しい人たちと会って、食事をする機会も多くなります。
楽しく食事をするためには、歯や口の健康が大事。
当社では、さまざまな子どもたちのオーラルヘルスケア習慣づくりを応援する「おくちからだプロジェクト」を2021年から行っています。子どもたちが楽しく歯や口のケアに関する知識を学び、習慣化していくための「体験プログラム」を開発し、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえとともに、こども食堂に提供。2024年10月末までに、全国のこども食堂1,669団体、10万人以上の子どもたちに体験をお届けしました。
担当者が、3年間の活動を振り返ります。
おくちからだプロジェクトの体験プログラム
おくちからだプロジェクトの体験プログラムには、さまざまなコンテンツがあります。
・デコハブラシ:ハブラシを自分好みにデコレーションする工作
・ダンス動画:身体を動かしながらオーラルケアの習慣化を学べるダンス
・はごろく:人生のさまざまなエピソードを通じて、歯と口の健康の大切さに気づけるすごろくゲーム
・紙芝居:クイズを交えながら、歯と口に関する基本的な知識を習得できる紙芝居
・カレンダー:毎日の歯みがきを記録できるカレンダー
これらのコンテンツは、おくちからだプロジェクトのスタート時から準備されていたものもありますが、3年間の活動の中で、随時改良も加えてきました。
柳澤:クイズやゲーム、工作などの楽しい体験ができるプログラムにすることを心掛けました。それぞれのコンテンツは、実際にこども食堂に何度も足を運び、子どもたちの反応を見ながら制作しました。新しい紙芝居やゲームなどができると、自分の子どもでもテストをして、喜んで取り組んでいるか確認しました(笑)。
大人に話を聞いてもらった!ほめられた!そんな体験を重ねてほしい
ただ、柳澤たち担当者がこだわったのは、子どもたちが楽しく体験をすることだけではありません。子どもたちが楽しく学ぶ体験をすると同時に、一緒にいる大人と子どもたちがたくさん話し、子どもがほめられる体験につながるようなプログラム運営にもこだわりました。
柳澤:自分で作ったデコ歯ブラシを嬉しそうに、私に満足げな顔で見せてくれたんです。ほかにも、紙芝居を通じて、子どもたちが知らない情報(うがいは少ない水1回でOKであること)を伝えると、得意げな顔をして「家に帰ったら家族に教えよう!」と言ってくれたこともありました。そんな時は、こちらも思わず「すごいね」と返してしまいます。
オーラルケアの知識を一人一人身につけてくれることもうれしいのですが、そういった、大人とコミュニケーションを取る経験や、褒められたという体験も大事で、子どもたちの自信につながり、自己肯定感の向上にも役立てられると思いました。
子どもの自己肯定感は、子育てや教育の中で近年重要視されているキーワード。自己肯定感についてはさまざまな意見もありますが、「ほめられた」という体験は、誰にとってもうれしいものではないでしょうか。子どもたちが、「ほめられた」ことで、毎日歯みがきをしようかなという意欲を高めるだけではなく、さらに「自分でもできる」という自信にもつながっていくかもしれません。毎日の生活習慣づくりから、自己肯定感を高めるお手伝いができるとうれしいなと感じています。
食を扱う企業やさまざまな団体とともに広がってきた活動
3年間続ける中で、他の企業とのコラボレーションの輪も広がりました。特に「食」は、歯みがきと関連が深い分野。2024年には、食育活動にも取り組んでいる株式会社ファンケル(以下ファンケル)とのコラボレーション企画が実現しました。
柳澤:ファンケルが進める「栄養講座」と、当社の歯と口をテーマにした体験プログラムや手洗い講座を組み合わせて、「食べる前に手を洗い、栄養がありバランスのよい食事をおいしく食べ、食後は歯みがきをする」という一連の生活習慣を楽しく学ぶプログラムを実施できました。たくさん、いい笑顔を見ることができました。
私たちは2025年も、引き続きおくちからだプロジェクトの活動を全国に広げ、さまざまな子どもたちにオーラルヘルスケアの大切さを伝えると同時に、毎日の生活習慣づくりを通じて、ささやかですが、子どもたちの自己肯定感を醸成するお手伝いをしていきたいと思っています。
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